【後悔しない】ペットロスの原因や対処法を徹底解説

近年ペットブームは留まることを知らず、ペットを飼う人口は今も増え続けています。

高品質なフードの開発や医療の進歩により、昔と比べてペットも随分長生きするようになりました。10年以上生きる犬や猫が当たり前のようになってきたとはいえ、私たち人間と比較すれば寿命は短いと感じるでしょう。

ペットを飼っている人であれば、いずれ迎えるペットとの別れ。ペットとの関係が深ければ深いほど、その悲しみは計り知れません。

この記事では、ペットを失った時に訪れるペットロスについて取り上げます。

ペットロスとはどういう状態か?
ペットロスはどうして起こるのか?

など、ペットロスの疑問や対処法ついてまとめましたので、現在ペットを飼っている方、ペットロスに悩む方の参考になれば幸いです。

ペットロスとは

悲しさ

ペットロスは、ペットを亡くした時に感じる不安や悲しみ、喪失感などの精神的な状態を指します。

ペットロスという言葉が一般的に知られるようになったのは、ここ数十年のことです。それまではペットが亡くなって、悲しみに暮れていても、「たかがペットくらいで」と、あまり理解をされない時代でした。

それもそのはず、一昔前のペットの役割といえば、犬であれば番犬や狩猟のお供、猫であればネズミ取り…など、家畜的な要素が強かったからです。

しかし日本のペット文化が進むにつれ、テレビではペットを扱う番組も多く見られ、今では家族と同等に扱われるようになりました。家族を失えば、深い悲しみに暮れるのは当然のことと言えます。

ペットロスの状態としては、主に以下のような状態が見られます。

  • ペットの姿を探してしまう
  • 睡眠障害(不眠、眠りやすくなる)
  • 無気力、倦怠感
  • 突然涙が出てくる
  • 怒りっぽくなる
  • 下痢や嘔吐、腹痛など身体的な症状

ペットの死を受け入れられず、まだそばにいるのではないかと姿を探してしまうことがあります。餌を用意したり、散歩の準備をしたり、日課になっていたことをしてしまいそうになるのです。

また喜びや楽しみといった感情がなくなり、ペットを思い出しては泣くことも多くあります。そのような不安定な状態から、他の人が楽しそうに過ごしているのを見たり、賑やかな場所にいたりすると、自分の様子と比べて苛立ち、怒りを感じてしまうのです。

ほかにもペットが病院に通っていた場合は、獣医師を恨む気持ちになることもあると言います。
それらの精神状態が体にも影響を及ぼし、消化器系の症状がみられることも。

ペットロスは犬や猫だけに限らず、鳥やハムスターなど小さい動物であっても起こります。ペットの大きさではなく、ペットへの思いの強さが引き起こすのです。

ペットロスになる理由のひとつは後悔

感傷に浸る浜辺の女性

病気や寿命、事故…など、ペットを失った理由はさまざまです。

状況はそれぞれ異なりますが、ペットロスに陥る要因の1つとして、後悔の念があげられます。

「もっとこうしてあげればよかった」「あの時こうすればよかった」と、過去を振り返って、自分の選択肢が違っていたらまだ生きれたのではないかという後悔が、ペットロスを引き起こします。

例えばペットが重病を患っていた時、「もっと早く病気に気づいていたら」と思うかもしれません。交通事故などに遭ってしまった時は「もっと自分が注意していたら」と悔しい思いをするでしょうし、普段は別々に暮らしているペットであっても、悲報を受けた際に「もっと早く実家に戻れば良かった」という後悔が生まれることもあるでしょう。

もちろん生前から手厚く世話をし、他人から見ればまったく後悔する必要がないと感じる場合でも、ペットロスに陥る人はいます。日頃からペットを可愛がっていた人に限らず、「自分は死を受け入れられる」と考えていた人であっても不意に訪れるのがペットロスなのです。

ペットロスは心の病気?
ペットロスは精神病だから病院で解決すべき、という考えを持つ人がいるかもしれません。確かに薬で心が落ち着くことはありますが、必ずしも受診しなければいけないものではありません。長期にわたって改善が見られない場合、また早期に悲しみから解消されたい場合は病院を頼るのも手ですが、ペットロスに理解のある専門家や医師に相談するようにしましょう。

ペットロスの7つの乗り越え方

犬

ペットは飼い主にとっては家族同然の存在ですが、やはり社会的には人の死とは区別されてしまうものです。「ペットが亡くなったので会社を休みます」と説明しても、快く承諾してくれる所はあまり多くないでしょう。

家族は悲しみを分かち合えますが、ペットを飼っている人だからこそわかる痛みであり、未だ理解できないという人もいます。

3日ほどで通常の生活に戻れる人もいれば、いつまで経っても悲しみから抜け出せない人もいる中、ペットロスを抜け出すためにはどんな方法があるでしょうか。

  1. 我慢しない
  2. 体を休める時間を作る
  3. 1日1回好きなことをする
  4. ペットを思い出させるものを片付ける
  5. お葬式をあげる、お墓を作る
  6. 写真を持ち歩く、飾る
  7. 理解者を持つ

①我慢しない

これは感情を制御しないという意味です。周りを気遣って無理に笑おうとしたり、平気な素振りを見せたりせず、悲しい時は悲しい感情を表に出しましょう。

②体を休める時間を作る

ペットを思い出して眠れない、ということがあります。眠れないからといって焦らずに、ただじっと目をつむって横になるだけでも構いません。何もせずに体を休める時間を作ってください。

③1日1回好きなことをする

これはペットロスの対処法の1つで良く紹介されています。好きな食べ物を食べたり、お気に入りの映画を見たり、自分の好きなことをする時間を作ると良いそうです。

④ペットを思い出させるものを片付ける

ペットを思い出さない時間が必要な人もいます。ペットが使っていた物を整理したり、写真をしまったり、ペットを連想させるものに触れないようにするのです。

こうすると亡くなったペットがかわいそうだと感じるかもしれませんが、決してペットの思い出を消す行為ではありません。思い出す時間を少なくすることで、ペットロスで生じる悲しみや不安を緩和させる目的があります。

⑤お葬式をあげる、お墓を作る

人と同じようにペットを弔うことで、気持ちの整理がつくことがあります。方法や程度は人それぞれですが、ペット霊園に納骨する人もいれば、遺骨を家で保管する人もいます。そして時々お花やお水をあげることで、気持ちを落ち着かせることができるのです。

⑥写真を持ち歩く、飾る

ペットを思い出させるものを整理することで落ち着く場合もあれば、常に持ち歩くことで傍にいるように感じられ、悲しみが和らぐ場合もあります。写真を手帳に挟んだり、飾ったりしても良いですし、アクセサリーにして身に着けても良いでしょう。中にはアルバムを作ったり、写真集を作る人もいます。

⑦理解者を持つ

ペットを飼っている友人や家族に話を聞いてもらうのも、心が安らぐ方法の1つです。理解できない人に無理にわかってもらおうとはせず、経験者や共感してくれる人たちと話す時間を作ってみましょう。

対処法は人によって違います
上記で挙げた対処法がすべての人に効果があるわけではありません。自分に合った方法で解決していくことが最良です。

知人がペットロスになったら

抱き合う

知人がペットロスになった時、何と声をかけますか?

「一生懸命世話をしてあげたんだから、○○ちゃんも幸せだったよ」
「いつまでも悲しんでたら○○ちゃんも悲しむよ」
「新しいペットを飼ってみたらどう?」

などなど、相手を励まそうとする言葉が思い浮かぶと思います。しかしペットロスに陥っている人の心は敏感になっているため、良かれと思った発言が逆に傷つけてしまうことがあります。

1番は激励の言葉や解決策を提案することではなく、相手の話をじっくり聞いてあげることだと思います。人それぞれ悲しみや思いは異なりますので、これをすれば大丈夫!という正解はありません。

ペットは家族と同様なのです。もし自分が家族を失ったら…と相手の心情を汲み取り、悼む気持ちを持って、接してあげることが大切です。

ペットロスにならないためには

目の大きい犬

初めてペットを飼う時、ペットを失った時のことを考える人は少ないですよね。命あるものとわかっていても、なぜかいつまでも傍にいてくれるような気がするものです。

ペットを飼っている人なら、誰しも陥る可能性のあるペットロス。それぞれ思いの深さや思い出、状況が違うため、具体的な予防法はないのかもしれません。

しかしどんなペットであっても、いずれは別れの時を迎えるということを、改めて理解しておくことが重要だと思います。そしてペットと生活を送る中で、後々「こうしていればよかった」と後悔しないための選択が必要です。

飼い主として、今してあげられることを精一杯行うこと。後悔しない日々を送ること。
「ペットを飼わなければよかった」ではなく「あの子と暮らせてよかった」と思えるよう、穏やかな生活を迎えられることを願っています。