【これで安心】ペット火葬前の安置方法の4つの準備と5つの方法

飼っているペットが亡くなるととても悲しいものです。愛らしいペットが病気や老衰で日に日に衰弱していき息を引き取ることは頭の片隅にあったとは思いますが、いざ亡くなると悲しみのあまり何も手につかなくなります。愛情を込めて育てていたのですから当然のことですよね。

しかし、だからこそ丁重に天国に送ってあげていただきたいです。別れは辛いものですが、最期はご親族の皆さんに囲まれるのがペットの本望と言えましょう。

そこで今回は、ペットが亡くなったあとの安置方法(遺体を整えること)について徹底的にご紹介します。限られた時間ではありますが、飼い主さんの思いやりにペットも喜んでくれると思いますよ。

安置とは


安置とは、ご臨終から火葬・葬儀まで遺体を保管しておくことです。生々しい話ですが、ペットが亡くなると死後硬直が始まり体が固まったり、腐敗が進んだりするんですね。そのため、体の温かいうちに亡骸を綺麗にする、自然な姿勢で寝かせる、腐敗が進まないように冷却するなどの処理が必要なんです。

ご自宅で看取る場合は、飼い主さんご自身で対応する必要がありますので、ぜひとも覚えていただきたいと思っています。

安置するための5つの準備物

それでは安置のための準備をしましょう。飼い主さんは以下5点のご準備をお願いします。

安置処置のための準備物

  1. ダンボール(もしくはゲージ)
  2. バスタオル・マット
  3. 色とりどりの花
  4. ペットのエサ・おやつ
  5. ペットのお気に入りのもの

準備物①:ダンボール(もしくはゲージ)

ダンボール
ご遺体を収容するためのもので、ペットの体が十分に入る大きさのものを用意しましょう。

手頃なダンボールが無ければ生前使用していたゲージでも構いません。ペットにとっては、ゲージの方が安心して眠りにつくことができるかもしれませんね。

準備物②:バスタオル・マット

バスタオル・マット
ご遺体の下に敷くためにマットを、包むためにバスタオルが必要です。最期ですからペットの愛用品で囲んであげるのが最も望ましいと思います。

もちろん、死後時間が経つとおしっこやうんち、出血などの体液の付着により焼却処分する必要があるため、汚しても良いペットシートや新聞紙で代用する手もあります。

準備物③:色とりどりの花

花
ご遺体を色とりどりの花で囲んであげましょう。花の種類は特に決まりがなく、花びらだけで満たす形でも、花束を添える形のどちらでも良いです。

近所のお花屋さんにアドバイスをもらいつつ、ペットにぴったりのお花で体を満たしてあげると良いと思います。

準備物④:ペットのエサ・おやつ

餌
生前ペットがいつも食べていたエサやおやつを用意しましょう。ご遺体の収容時に一緒に入れるのではなく、ダンボールやゲージの外側にお供え物として準備します。お気に入りの味に喜んでもらえると良いですね。

準備物⑤:ペットのお気に入りのもの

テニスボール
ペットのお気に入りだったものを入れてあげましょう。画像ではテニスボールになっていますが、クマのぬいぐるみなどの愛くるしいおもちゃなどを入れてあげても構いません。

寄り添う形で入れてあげると寂しさも和らぐのではないでしょうか。

これで安心。安置の4つの方法

準備が整ったら、実際に安置を行いましょう。安置は大きく4つの方法に分けることができます。

方法①:死後硬直が始まる前に手足を優しく折りたたむ

ペットの手足の折りたたみ

ペットが息を引き取ったら、できるだけ早くご遺体を優しく折りたたみましょう。死後硬直すると手足が突っぱり、ご遺体を収容するダンボールやゲージに入らないことがあるからです。獣医学辞典によれば、心臓、横隔膜、咬筋、前足、後ろ足といった形で硬直していきます。

死後硬直後に体をむやみに動かすと関節が外れる可能性があるため、体の温かいうちに四肢を胸に折り曲げる形にし、普段通りに自然に寝ている姿に整えます。目の下の骨を押さえながら、優しくまぶたも閉じてあげましょうね。

死後硬直の時間
死後硬直は、死後10分から数時間で始まり24時間経過後に徐々に解けていくようです。

方法②:ご遺体を拭く・整える

寝かせたご遺体は清めてあげましょう。よく絞ったタオルで体を綺麗に拭き、ブラッシングで毛並みを整えます。

くし

方法③:直射日光の当たらないところに置く

次に、直射日光の当たらない場所で寝かせてあげましょう。温かいところに置くと腐敗が進み、遺体が傷みやすくなるからです。夏はエアコンを使って室温を24度以下に保ち、冬はストーブなどの暖房器具で暖めすぎないよう注意しましょう。

ドライアイス・保冷剤
ご遺体は、特に腐敗が進みやすい頭部と腹部を意識的に冷やしておきましょう。息を引き取ってから火葬まで1日なら対処の必要はありませんが、2〜3日なら市販の保冷剤、1週間程度の期間を要する場合はドライアイスで体を冷やしてあげましょう。ドライアイスは固体の二酸化炭素であるため、換気の悪い場所に放置すると二酸化炭素中毒で窒息することがあります。窓を開けるなど風通しを良くして使うようにしましょう。

あらかじめ用意しておいた準備物を使って、安置を施してあげましょう。以下の流れでスムーズに進めることができます。

  1. ダンボールやゲージの中にペットシーツや新聞紙を敷く
  2. ご遺体を収容する
  3. ご遺体の上にバスタオルをかける
  4. 花やペットのお気に入りのものでご遺体を囲む
  5. ダンボールやゲージの近くにエサやおやつを置く

方法④:ご遺体を清める

ご遺体を清めてあげましょう。ペットの体からおしっこやうんち、血管やリンパ管が破れることによる出血が見られることがあるからです。薄いピンク色の液体が流れ出ることが多いです。動物である以上仕方がないことで、綺麗にしてあげる必要があります。

雲

体液が漏れないよう口や鼻、肛門にティッシュや脱脂綿を詰め、必要に応じて交換してあげましょう。